【ゼビアックスローション(オゼノキサシン)】って?効果効能・副作用を紹介!

はじめに

ゼビアックスローションは、キノロン系合成抗菌化合物であるオゼノキサシンを有効成分とするローションタイプの外用薬です。
皮膚感染症やざ瘡の治療に用いられます。

今回は、ゼビアックスローションの効果効能、副作用や注意点について、紹介して行きたいと思います。

目次

ゼビアックスローションってどんな薬?
ゼビアックスローションってどうやって効くの?
ゼビアックスローションの用法・用量
ゼビアックスローションの副作用
ゼビアックスローションの注意点
まとめ

ゼビアックスローションってどんな薬?

ゼビアックスローションは、キノロン系抗生物質であるオゼノキサシンを有効成分とする外用薬です。
皮膚の感染症やざ瘡の治療に用いられます。
日本では、2016年1月に販売が開始されました。

効能又は効果
<適応菌種>
オゼノキサシンに感性のブドウ球菌属、アクネ菌

<適応症>
表在性皮膚感染症、ざ瘡(化膿性炎症を伴うもの)

効能又は効果に関連する使用上の注意
結節及び嚢腫には、他の適切な治療を行うこと。
引用:ゼビアックスローション 添付文書

ゼビアックスローションは、ブドウ球菌属・アクネ菌に対して効果があります。
適応症としては、皮膚感染症・ざ瘡(にきびのこと)となります。

ただし、皮膚表面が硬くなる結節や、分泌物でいっぱいとなっている嚢腫には、抗生物質が染み込みづらく効果を得にくいので、別の処置をすることとされています。

ゼビアックスローションってどうやって効くの?

ゼビアックスの有効成分オゼノキサシンは、細菌のDNA複製を停止させることで、増殖を抑えることができます。

具体的には、DNA複製に関与している、DNAジャイレース及びトポイソメラーゼⅣの活性を停止させます。
DNAジャイレース及びトポイソメラーゼⅣともに、DNAのらせんのねじれを解消して、複製をしやすくする働きを有します。

ねじれを解消できないことには、複製できなくなってしまうので、細菌のDNA増殖を停止させ、ひいては細菌増殖を抑えることができます。

ゼビアックスローションの用法・用量

用法及び用量
本剤の適量を1日1回、患部に塗布する。なお、ざ瘡に対しては洗顔後、患部に塗布する。

用法及び用量に関連する使用上の注意
1.表在性皮膚感染症の治療にあたっては、1週間で効果が認められない場合は使用を中止すること。
2.ざ瘡の治療にあたっては、4週間で効果が認められない場合は使用を中止すること。また、炎症性皮疹が消失した場合には継続使用しないこと。
3.本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、疾病の治療上必要な最小限の期間の使用にとどめること。
引用:ゼビアックスローション 添付文書

ゼビアックスローションは、1日1回患部に塗布する薬です。
ざそう(ニキビ)に対しては、洗顔後に使用します。
入浴後が一番よいかと思います。

医師の指示と異なる場合は医師の指示を優先するようにしてください。

ゼビアックスローションの副作用

主な副作用として、使用部位のそう痒感・乾燥感・刺激感があります。
使用していて、症状悪化や違和感がある場合は、医師に相談するようにしてください。

1週間続けても効果が現れない場合は、原則中止することとなっているので、自己判断で継続せずに、医師の判断を仰ぎましょう。

自己判断で中止せず、気になることあれば、医師に相談しましょう。

ゼビアックスローションの注意点

抗生物質は、効果をしっかり得るために毎日継続して使用する必要があります。
ですが、耐性菌(薬が効かなくなる菌)の出現を避けるために、長期連用は防ぐ必要があるので、医師の指示を適宜守るようにしてください。

まとめ

ゼビアックスローションは、皮膚感染症やざ瘡の治療に用いる外用薬です。
細菌のDNAの複製に関与するDNAジャイレース及びトポイソメラーゼⅣを阻害することで、増殖できないようにする効果があります。

使用に際しては医師の指示どおり、忘れずに継続して使うようにしてください。

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