【ビラノア(ビラスチン)】って?効果効能・副作用を紹介!

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はじめに

アレルギー性の病気を治療する薬であるビラノア。
アレルギー性鼻炎や蕁麻疹、皮膚のそう痒感などに効果がある薬です。

今回は、ビラノアについて紹介していきたいと思います。

目次

ビラノアってどんな薬?
ビラノアってどうやって効くの?
ビラノアの用法・用量
ビラノアの副作用・注意点
まとめ

ビラノアってどんな薬?

ビラノアは、有効成分がビラスチンの抗アレルギー薬です。
2016年11月に販売が開始されました。
※新規成分医薬品のため、発売から1年間は投与制限がかかります。
2017年11月末まで、14日分(通常14錠)までの処方となります。

効能又は効果
アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症)に伴うそう痒
引用:ビラノア 添付文書

アレルギー性鼻炎には、花粉症も含みます。

ビラノアってどうやって効くの?

そもそもアレルギー反応ってなに?

ビラノアがどうやって効果を発揮するかを説明するまえに、さらっとアレルギー反応について説明しておきます。

アレルギー反応は、外界からの異物(細菌・ウイルスなど)に対して本来は生じ、敵が攻撃した!というのを周りに知らしめる反応です。
なので、アレルギー反応というのは、そもそも生体にとって悪いことではありません。むしろ必要な現象です。

ところが、行き過ぎた反応をしてしまったり、本来反応しなくてもいい物質に反応してしまうと問題になってしまいます。
例えば、花粉・ダニ・金属・ハウスダストなどがあります。これらの反応しうる物質をアレルゲンと呼びます。

感作ということば、きいたことありますか??
感作というのは、こういったアレルゲンに対して過剰に反応しうる状態のことを指します。
具体的には、肥満細胞表面に特定のアレルゲンに結合するIgE抗体(免疫グロブリンE)が、すでに結合して待機している状態を指します。
この感作状態のときに、アレルゲンがやってくると、速攻IgE抗体と結合して、その刺激が肥満細胞に伝わり、ヒスタミンをはじめとして、ロイコトリエンやインターロイキンといった生体内炎症物質を放出します。

その結果、それらの生体内炎症物質を受け取った各組織が、目のかゆみ、鼻水、皮膚のそう痒感、くしゃみというようにどうにか外にアレルゲンを追い出そうとする反応(アレルギー反応)が生じるといった流れです。

ヒスタミンをブロックする

このようなアレルギー反応をとめるにはどうしたらよいでしょうか?
ヒスタミンによる信号が各組織に伝わるのをブロックしたらなんだかよさそうですよね?

この考えから生まれた薬がヒスタミンブロッカーです。
各組織に存在する、ヒスタミン受容体(信号をうけるスイッチ)をブロックして、信号が伝わらないようにする薬です。

特にアレルギー反応を伝えるヒスタミン受容体は、H受容体であり、この受容体だけをブロックする薬が抗アレルギー薬として開発されてきました。

H受容体をブロックするデメリット

H受容体をブロックできれば、アレルギー反応も抑えることができて、バンザイ!って感じですが、ちょっと困ったことがあります。

H受容体は、実は脳内にも存在し、集中力や判断力維持、覚醒の維持に関与していることがわかっています。
つまり、脳内のH受容体をブロックしてしまうと、集中力・判断力の低下や眠気が襲ってきてしまいます。

H受容体ブロッカーには、早い時代に開発された第一世代薬とその次に開発された第二世代薬があります。
第一世代薬は、脳内に移行してしまうことが多く、副作用として眠気が起きてしまうので、使い勝手が悪かったです。

第一世代の薬であるポララミンには、添付文書(医療者向けの薬説明書)にこのように注意を促す文章が記載されています。

重要な基本的注意
眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること。
引用:ポララミン 添付文書

第二世代は、第一世代のこうした眠気、注意力・判断力低下の副作用が発現しないよう脳内移行性を下げた薬です。
ただ、完全に移行しないわけではないので、人によっては眠気などの副作用が発現します。

※ちなみに完全に第一世代の薬が使われなくなったわけではありません。
というのも、第一世代のほうが即効性に優れるので、すぐに治したい場合には、使われることがあります。医師の判断によるところなので、処方された薬は自己判断で中止せず、ちゃんと飲んでください。

第二世代の薬は、効果発揮までに時間がかかるので、比較的長期間服用することが望まれます。

重要な基本的注意
1.本剤を季節性の患者に投与する場合は、好発季節を考えて、その直前から投与を開始し、好発季節終了時まで続けることが望ましい。
引用:ビラノア 添付文書

ビラノアの用法・用量

用法及び用量
通常、成人にはビラスチンとして1回20mgを1日1回空腹時に経口投与する。
引用:ビラノア 添付文書

ビラノアは空腹時に服用する薬です。
食前もしくは、起床時・就寝前に服用することが多いです。

なぜ、空腹時に服用しなくてはいけないのかというと、食事の影響を受けて吸収量が半分程度に減ってしまうためです。
服用前後30分くらいは食事を控えるとよいでしょう。

ビラノアの副作用・注意点

副作用
副作用等発現状況の概要
国内臨床試験において、675例中16例(2.4%)に副作用が報告された。主な副作用は、眠気4例(0.6%)、口渇及び頭痛が各2例(0.3%)であった(承認時)。
次の副作用があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、必要に応じて、休薬等の適切な処置を行うこと。
引用:ビラノア 添付文書

ビラノアの副作用として、ヒスタミンH1受容体ブロッカー固有の副作用である、眠気や口渇症状があります。

まとめ

ビラノアは、H1受容体をブロックすることで、抗アレルギーの効果がある薬です。
ヒスタミンブロッカーの副作用である、眠気・口渇が起きにくくした薬となっています。

花粉症などのアレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚そう痒感に用いられます。

1日1回空腹時の服用で効果を発揮します。
医師の指示どおり、飲み忘れなく服用するようにしましょう。

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