はじめに
ジクアス点眼液は、ドライアイの治療に用いられる点眼薬です。
有効成分はジクアホソルナトリウム。
今回は、ジクアス点眼液の効果効能、副作用や注意点について紹介します。
目次
ジクアス点眼液ってどんな薬?
ジクアス点眼液って何の病気に使えるの?
ジクアス点眼液ってどうやって効くの?
ジクアス点眼液の一般的な使う量と回数
ジクアス点眼液の副作用
ジクアス点眼液で気を付けることは?
ジクアス点眼液のジェネリック(GE)ってあるの?
ジクアス点眼液の市販薬(OTC)ってあるの?
まとめ
関連する情報
ジクアス点眼液ってどんな薬?
ジクアス点眼液は、有効成分ジクアホソルナトリウムの点眼液です。
日本では、2010年12月に販売開始されました。
効能又は効果
ドライアイ
引用:ジクアス点眼液3% 添付文書
ジクアス点眼液って何の病気に使えるの?
ドライアイは、目の表面を覆っている涙の量が不足することで生じる病気です。
涙による保護が弱いため、表面に傷ができることもあります。
高齢者やエアコンによる乾燥、PCやスマホの使用、コンタクトレンズ着用などにより、近年ドライアイ患者さんは増えてきています。
ジクアス点眼液ってどうやって効くの?
ジクアス点眼液の有効成分ジクアホソルナトリウムは、角膜上皮・結膜上皮・結膜杯細胞膜上に存在するP2Y2受容体に結合させ、塩化物イオン・水・ムチン分泌を促進させます。
ムチンは、粘液性の物質で、水だけだとあっというまに蒸発してしまうのを防ぎ、ある程度の保持性を確保する物質です。
この、ムチンと水の分泌促進効果により、目のうるおいを増やします。
ジクアス点眼液の一般的な使う量と回数
用法及び用量
通常、1回1滴、1日6回点眼する。
引用:ジクアス点眼液3% 添付文書
ジクアス点眼液は、通常少し回数多く、1日6回点眼します。
3時間に1回程度の点眼頻度ですね。
ジクアス点眼液の副作用
ジクアス点眼液に報告されている主な副作用として、目の刺激感・眼脂(目やにがでる)・結膜充血・目の痛み・目のそう痒感・目の不快感・異物感が報告されています。
使用していて、症状悪化や違和感を感じたら、医師に相談するようにしてください。
ジクアス点眼液で気を付けることは?
継続的な使用を心がけてください。
通常、1日6回使用することからもわかるように、持続性はありません。
医師の指示どおりに継続して使用して、目を乾燥によるダメージから守るようにしてください。
他の点眼薬と併用する場合は、5分以上の間隔をあけてください。
他の目薬を使用しなくてはいけない場合は、5分以上の間隔をあけてください。
すぐ、次の目薬を使用してしまうと、その前の目薬成分が洗いだされてしまって、効果が弱くなってしまいます。
目薬容器の先端に、まつげ・目・まぶたがふれないようにしてください。
目薬の先端に異物が触れると、細菌が入り込み、細菌まみれの目薬になってしまう可能性があります。
注意して使用してください。
ジクアス点眼液のジェネリック(GE)ってあるの?
ジクアス点眼液のジェネリックは、2018年6月現在販売されていません。
ジクアス点眼液の市販薬(OTC)ってあるの?
ジクアホソルナトリウムを有効成分とするOTCは、2018年6月現在、販売されていません。
まとめ
ジクアス点眼液は、ドライアイの治療に用いられる薬です。
目に作用して、水分やムチン(粘液性の水を保持する物質)の分泌を促し、目の乾燥を防ぎます。
使用に際しては、医師の指示通りに使用するようにしてください。
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