はじめに
オキナゾールは、真菌感染症に用いられる薬です。
白癬・カンジダ・癜風に用いられます。
有効成分はオキシコナゾールです。
日本では、皮膚疾患用にクリームと外用液が販売されています。
今回は、オキナゾールについて、効果効能と副作用や注意点について紹介します。
目次
オキナゾールってどんな薬?
オキナゾールってどうやって効くの?
オキナゾールの用法・用量
オキナゾールの副作用
オキナゾールの注意点
まとめ
オキナゾールってどんな薬?
オキナゾールは、白癬・カンジダ・癜風などの真菌感染症に用いられる薬です。
有効成分は、オキシコナゾールで、真菌を殺す作用を有します。
日本では、皮膚疾患用にクリームと外用液が販売されています。
クリームが1986年1月に、外用液が1987年12月に販売開始されました。
効能又は効果
下記の皮膚真菌症の治療
白癬:足白癬,手白癬,股部白癬,体部白癬
カンジダ症:間擦疹,乳児寄生菌性紅斑,指間びらん症,爪囲炎,その他の皮膚カンジダ症
癜風
引用:オキナゾールクリーム1%/ オキナゾール外用液1% 添付文書
白癬、カンジダ、癜風、すべて真菌が感染することによって生じます。
オキナゾールってどうやって効くの?
オキナゾールの有効成分オキシコナゾールは、直接的に真菌の細胞膜を障害する作用とエルゴステロールの合成阻害作用があります。
エルゴステロールとは、真菌の細胞膜の主要成分であり、オキシコナゾールはこのエルゴステロールを作る酵素(工場)の働きを抑えることで、真菌の増殖を阻みます。
この2つの効果で、真菌を殺すことができます。
オキナゾールの用法・用量
用法及び用量
1日2~3回患部に塗布する.
引用:オキナゾールクリーム1%/ オキナゾール外用液1% 添付文書
1日2~3回使用する薬です。
朝・入浴後(就寝前)で使用することが多いかと思います。
オキナゾールの副作用
主な副作用は、塗布した部位が赤くなる、刺激感、そう痒感がます、皮膚炎などです。
使用していて症状悪化したり、違和感を感じたら使用を中止して医師に相談するようにしましょう。
オキナゾールの注意点
まず、目には使用しないので、気をつけましょう。
特に外用液は、高齢者の方が目薬だと勘違いすることがあるので、家族の方は注意しておいてください。
また、液剤については、刺激が強いので、塗布部位に亀裂やびらん(赤くなって、ただれている箇所)がある場合は、医師に相談するようにしましょう。
まとめ
オキナゾールは有効成分オキシコナゾールの抗真菌薬です。
白癬、カンジダ、癜風といった真菌感染症の治療に用いられます。
使用に際しては医師の指示どおり使用するようにしてください。
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