はじめに
パタノール点眼液は有効成分オロパタジンを含む、抗アレルギー点眼剤です。
オロパタジンを含む内服薬としては、【アレロック】があります。
花粉症をはじめアレルギー性結膜炎に用いられます。
今回は、パタノール点眼液について、その効果効能・副作用や注意点について紹介します。
目次
パタノール点眼液ってどんな薬?
パタノール点眼液ってどうやって効くの?
パタノール点眼液の用法・用量
パタノール点眼液の副作用
パタノール点眼液の注意点
まとめ
パタノール点眼液ってどんな薬?
パタノール点眼液は、オロパタジンを有効成分とする点眼剤です。
日本では、2006年10月に販売が開始されました。
効能又は効果
アレルギー性結膜炎
引用:パタノール点眼液 添付文書
花粉症などをはじめとする、アレルギー性の結膜炎に効果を発揮します。
パタノール点眼液ってどうやって効くの?
パタノールの有効成分オロパタジンは、ヒスタミンH1受容体拮抗薬です。
いわゆるヒスタミンブロッカーに分類されます。
ヒスタミンとは、肥満細胞から放出される生体内伝達物質で、アレルギー性の反応を引き起こすことで知られています。
目のかゆみ、涙といった症状をもたらします。
ヒスタミンを受け取る側の細胞表面には、受容体というスイッチのようなものがあり、ここにヒスタミンが結合することでアレルギー反応を引き起こすので、オロパタジンをはじめとするヒスタミンブロッカーは、受容体に先に結合することでヒスタミンが結合できないようにし、アレルギー反応を抑える効果をもたらします。
パタノール点眼液の用法・用量
用法及び用量
通常、1回1〜2滴、1日4回 (朝、昼、夕方及び就寝前) 点眼する。
引用:パタノール点眼液 添付文書
1日4回使用するタイプの目薬です。
他にも点眼する薬がある場合は、15分程度間隔を空けるようにしてください。
2つであれば、食前と食後に点すと良い感じに間隔を空けられます。
パタノール点眼液の副作用
パタノール点眼液の主な副作用として、眼刺激・眼痛・眼瞼炎・眼瞼浮腫・眼そう痒症が報告されています。
ヒスタミンブロッカーの飲み薬の副作用である、眠気や倦怠感といった中枢性の副作用はでにくいとされています。
使用していて、目の違和感を感じたら、使用中止して、医師に相談するようにしてください。
パタノール点眼液の注意点
ベンザルコニウムを保存剤として含んでいるので、ソフトコンタクトレンズ装着したまま使用するのはNGです。
はずしてから使用しましょう。
まとめ
パタノール点眼液は、アレルギー性の目の症状を緩和する目薬です。
有効成分はオロパタジンで、ヒスタミンブロッカーとして働き、アレルギー反応を鎮める効果をもちます。
使用に際しては、医師の指示に従って使うようにしましょう。
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