【プリビナ液(ナファゾリン)】って?効果効能・副作用を紹介!

はじめに

プリビナ液はナファゾリンを有効成分とする充血・うっ血を抑える効果を有する点鼻液です。
上気道粘膜の表面麻酔剤の効果持続のために併用することもあります。

今回は、プリビナ液について、その効果効能や副作用・注意点について紹介します。

目次

プリビナ液ってどんな薬?
プリビナ液ってどうやって効くの?
プリビナ液の用法・用量
プリビナ液の副作用
プリビナ液の注意点
まとめ

プリビナ液ってどんな薬?

プリビナ液は、ナファゾリンを有効成分とする点鼻の薬です。
上気道(鼻腔・咽頭・喉頭)の充血・うっ血を抑えることができます。
簡単にいえば、鼻閉状態を解消することができます。

そのほか、局所麻酔剤の効力持続時間延長のために用いられることもあります。

日本では、1953年4月に販売が開始されました。

効能又は効果
上気道の諸疾患の充血・うっ血、上気道粘膜の表面麻酔時における局所麻酔剤の効力持続時間の延長
引用:プリビナ液0.05% 添付文書

プリビナ液ってどうやって効くの?

プリビナ液の有効成分ナファゾリンは、血管平滑筋(血管の周りをとりまく筋肉)に作用して、血管を収縮させます。
具体的には、アドレナリンα受容体を刺激することで、そのような効果を発揮します。

血管を収縮させ、血流を抑制することで、局所麻酔剤が別のところにいくのを抑えるので、麻酔の効力持続時間を延長することができます。

プリビナ液の用法・用量

用法及び用量
通常、成人鼻腔内には、1回2~4滴を1日数回、咽頭・喉頭には1回1~2mLを1日数回塗布又は噴霧する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
局所麻酔剤への添加には、局所麻酔剤1mLあたり0.05%液2~4滴の割合で添加する。
引用:プリビナ液0.05% 添付文書

プリビナ液は、鼻に使用するときは、1回2~4滴を1日数回、咽頭・喉頭には1回1~2MLを1日数回、塗布か噴霧します。

局所麻酔剤とともに用いるときは、局所麻酔剤の量に応じて添加して用いられます。

重要な基本的注意
連用又は頻回使用により反応性の低下や局所粘膜の二次充血を起こすことがあるので、急性充血期に限って使用するか、又は適切な休薬期間をおいて使用すること。
引用:プリビナ液0.05% 添付文書

プリビナ液は、連用及び頻回投与することにより、効果がなくなってくることがある薬です。
効果がなくなるばかりか、逆に充血することがあるので、連用は控えたほうが望ましい薬です。

医師の指示どおりに使うようにしましょう。

医師の指示と異なる場合は医師の指示を優先するようにしてください。

プリビナ液の副作用

副作用の発現頻度が明確になる調査はしていませんが、過敏症状、眠気、血圧上昇、くしゃみ、悪心や嘔吐、刺激感などが生じる可能性があります。

使用に際して、違和感を感じたら、使用を中止して、医師に相談するようにしましょう。

プリビナ液の注意点

プリビナ液は、一緒に使用してはいけない薬が設定されています。
使用している薬は、お薬手帳などを活用してまとめておき、医師や薬剤師に確認してもらいましょう。

併用禁忌
MAO阻害剤

まとめ

プリビナ液は、血管収縮作用をもつナファゾリンを有効成分とする薬です。
上気道の血管収縮により、充血やうっ血を解消させるほか、局所麻酔の効果持続のために用いられます。

使用に際しては医師の指示どおり使うようにしましょう。

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