はじめに
シナールは、ビタミンC・パントテン酸カルシウムが配合されている薬です。
現在、錠剤と顆粒の製剤が販売されています。
今回は、シナールについて、その効果効能、副作用や注意点について紹介していきます。
目次
シナールってどんな薬?
シナールってどうやって効くの?
シナールの用法・用量
シナールの副作用
シナールの注意点
まとめ
シナールってどんな薬?
シナールは、ビタミンC・パントテン酸カルシウムが配合されている薬です。
日本では、顆粒は1959年7月に、錠剤は1966年9月に販売が開始されています。
効能・効果
本剤に含まれるビタミン類の需要が増大し,食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患,妊産婦,授乳婦等),炎症後の色素沈着なお,効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
引用:シナール 添付文書
シナールは、ビタミンCもしくはパントテン酸が足りていない方に用いられる他、色素沈着がみられる方に用いられます。
主に皮膚の諸症状改善目的で使われることが多いです。
効果がない場合は、違う方法を検討し、長きに渡り使い続けるのは望ましくないです。
(無駄で意味がないなので)
シナールってどうやって効くの?
ビタミンC・パントテン酸はともに、皮膚を黒くする原因であるメラニン色素の生成を抑制する効果があります。
また、新たなメラニン色素を作り出すのを抑えるだけではなく、すでに作られているメラニン色素を還元し、色を薄く効果があります。
アスコルビン酸はコラーゲンの生成と保持に関与しているので、皮膚組織の修復などに効果があります。
その他、生体内の様々な酸化還元作用に作用することで、種々の機能改善をすることができるとされています。
シナールの用法・用量
用法・用量
通常,成人には1回1~3錠又は1~3gを1日1~3回経口投与する。
なお,年齢,症状により適宜増減する。
引用:シナール 添付文書
シナールは、錠剤の場合1~3錠、顆粒の場合は1~3gを1日1~3回服用します。
症状や年齢によって適宜量を変えて使うので、医師の指示どおりに使用するようにしましょう。
シナールの副作用
シナールの主な副作用として、胃不快感・悪心・嘔吐・下痢が現れる可能性があります。
服用していて、症状悪化や違和感あれば、医師に相談するようにしましょう。
シナールの注意点
シナールの注意点として、含まれているビタミンCが各種尿検査の結果を妨害する可能性があります。
具体的には、尿糖検査・潜血検査・ビリルビン検査・亜硝酸塩検査です。
また、便潜血検査も妨害する可能性がありますので、定期検診を受ける予定がある場合は、事前に、シナールをどうすればよいか医師に相談することをおすすめします。
まとめ
シナールは、ビタミンC・パントテン酸カルシウムが配合されている薬です。
皮膚の諸症状を改善する目的で用いることが多い薬です。
服用に際しては医師の指示どおり服用するようにしましょう。
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