はじめに
ガチフロ点眼液は、有効成分ガチフロキサシンの抗生物質目薬です。
目の細菌感染による病気や、手術前の無菌化に用いられます。
今回は、ガチフロ点眼液について、その効果効能、副作用や注意点について紹介します。
目次
ガチフロ点眼液ってどんな薬?
ガチフロ点眼液って何の病気に使えるの?
ガチフロ点眼液ってどうやって効くの?
ガチフロ点眼液の一般的な使う量と回数
ガチフロ点眼液の副作用
ガチフロ点眼液で気を付けることは?
ガチフロ点眼液のジェネリック(GE)ってあるの?
ガチフロ点眼液の市販薬(OTC)ってあるの?
まとめ
関連する情報
ガチフロ点眼液ってどんな薬?
ガチフロ点眼液は、有効成分ガチフロキサシンの抗生物質目薬です。
目の細菌感染や、手術前の無菌化に用いられます。
効能又は効果
〈適応菌種〉
ガチフロキサシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、コリネバクテリウム属、シトロバクター属、クレブシエラ属、セラチア属、モルガネラ・モルガニー、インフルエンザ菌、シュードモナス属、緑膿菌、スフィンゴモナス・パウチモビリス、ステノトロホモナス(ザントモナス)・マルトフィリア、アシネトバクター属、アクネ菌〈適応症〉
眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、結膜炎、瞼板腺炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)、眼科周術期の無菌化療法
引用:ガチフロ点眼液0.3% 添付文書
ガチフロ点眼液って何の病気に使えるの?
目の細菌感染に用いられます。
ガチフロ点眼液ってどうやって効くの?
ガチフロ点眼液の有効成分ガチフロキサシンは、細菌のDNA複製を止めることにより、細胞増殖できなくさせ、増殖を止めます。
細かくは、細菌のDNAジャイレース及びトポイソメレースIV(ともに、DNAの二重らせん構造をほどきをとる酵素)を働かなくさせ、殺菌的に作用する。
動物由来のこれら酵素には作用が弱いので、人の細胞の増殖を抑えません。
ガチフロ点眼液の一般的な使う量と回数
用法及び用量
[眼瞼炎、涙嚢炎、麦粒腫、結膜炎、瞼板腺炎、角膜炎(角膜潰瘍を含む)]
通常、1回1滴、1日3回点眼する。なお、症状により適宜増減する。
[眼科周術期の無菌化療法]
通常、手術前は1回1滴、1日5回、手術後は1回1滴、1日3回点眼する。用法及び用量に関連する使用上の注意
本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最少限の期間の投与にとどめること。
引用:ガチフロ点眼液0.3% 添付文書
基本的に1日3回点眼しますが、手術前の無菌化に用いる場合には1日5回使用します。
1日5回はだいたい3時間~4時間おきくらいに点す感じですね。
ガチフロ点眼液の副作用
ガチフロ点眼液に報告されている主な副作用はこちら。
- 目の刺激感
- 目のそう痒感
- 角膜炎
- 霧視
そのほか、使用していて違和感や症状悪化があれば、医師にすぐに相談するようにしてください。
ガチフロ点眼液で気を付けることは?
使用忘れないように
抗生物質の薬すべてに共通して言えますが、使用忘れがあると細菌がまだ活性化する可能性があります。
また、中途半端な使用は耐性菌(薬がきかなくなる細菌のこと)を生み出すきっかけになるので、注意が必要です。
医師に言われた通りに使用してください。
ガチフロ点眼液のジェネリック(GE)ってあるの?
ガチフロ点眼液のジェネリックは、まだ販売されていません。
ガチフロ点眼液の市販薬(OTC)ってあるの?
まだ、OTCでの販売はありません。
まとめ
ガチフロ点眼液は、抗生物質ガチフロキサシンを含んだ目薬です。
細菌のDNA増殖を抑えることで、増殖できなくさせる効果を持っています。
使用に際しては、医師の指示に従って使用するようにしてください。
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